株式会社 ユナイテッドアローズ
District UNITED ARROWS企画
篠田 和彦


ソルブレベコを使った製品サンプル製作にご協力いただいた、
株式会社ディストリクト ユナイテッドアローズ 篠田 和彦氏にうかがいました。

今回の企画内容を教えてください。

今回の素材提案ならびに使用に当たりまして注力したポイントは以下の3ポイントです。

1.優秀なカット(剪毛)技術、設計技術をお持ちの産地である特徴を生かすこと
2.現代のニーズにあった質の良い素材を生むこと
3.現在ニーズとして低迷している中畝以上のコーデュロイを生かせないか


実際にご着用いただけることを前提としてそれぞれのジャンルにおいて
製品サンプルとして作成し、ご提案させていただきました。

1. 優秀なカット(剪毛)技術
設計技術をお持ちの産地である特徴を生かすこと

に関して4つの提案をいたしました。

A) コーデュロイ・別珍を用いて肩の力を抜いたフォーマルウエアの提案
(ここ数年、フォーマルウエアをモチーフとしたカジュアルウエアが注目されているため)
B) カットに面白みのあるフィギュアコーデュロイを用い柄の面白さを生かしたカジュアルジャケットの提案
C) ウールのスーツ生地の特徴をコーデュロイに置き換えたスーツの提案
D) チェックの基布のコーデュロイを後加工により表情を変えたカジュアルウエアの提案

2. 現代のニーズにあった質の良い素材を生むこと

に関しては、はじめから着古した風合いをもつ素材が好まれているため、
下記のような提案をしました。

メンズの分野において、もっとも身近な素材は、綿/ポリエステルの細畝ジーンズ用コーデュロイです。その素材に、はじめから穿き込んだ柔らかさを感じていただけるようにいたしました。

3. 現在ニーズとして低迷している
中畝以上のコーデュロイを生かせないか

に関しては、糸使いのよさから生まれる光沢感のある中畝コーデュロイを、
カジュアルなデザインのパンツに使用。大人の男性の休日着の提案です。


今回、福田産の生地をお使いいただいた感想は、いかがでしたか?

今回の企画におきましては、生産者の皆様の高い技術力があったがゆえに実現できたものです。
アイデアがあっても、それを布地として表現できなければ新しい結果は生まれないと思います。
別珍・コーデュロイの“別の顔”が見えたと思っています。

福田の生産者に会われて、どんな風に感じられましたか?

長い歴史と伝統に裏付けられた技術を、きちんと伝承しながら、それを生かして新しいことにチャレンジする姿勢を感じました。

これから、どんな生地や企画を期待されますか?

デイリーユースなものから、高級素材や新しい素材の全てのレンジにおいて、生産者の皆様がお持ちの高い技術力を投入して、その時代にあった素材開発の積極的な取り組みを期待しています。 そして、多くのお客様に喜んでいただきたいと思います。